3月25日(日本時間では3月26日)の午後1時(EDT)にクパチーノにあるSteve Jobs Theatreでイベントを開催し、Apple News+、Apple Card、Apple Arcade、Apple TV Channels、Apple TV+という5つの新サービスを発表しました。
AppleはApple News+という月額9.99ドル(12.99 CAD)のサブスクリプションサービスを発表しました。TIME、The New Yorkerや Wall Street Journalなどの有名な出版社が出版しているニュースやマガジンが月額9.99ドルで読み放題になり、最初の一ヶ月は無料で体験することができます。また、最大で6人の家族メンバーとシェアすることができます。すべてを別々に購読しようと思うと、年間で8,000ドル以上かかってしまうので、月額9.99ドルですべてが読み放題というのはすごくお得です。Apple News+にはマガジンだけでも300冊以上あり、iPhone、iPad、Macで利用可能です。
アメリカとカナダでは最新のiOS・macOSにアップデートすることで、今日から利用可能で、オーストラリアとイギリスでは今年の秋から利用可能になる予定です。
アップルはプライバシーを大切にしており、Apple News+で読んだものはアドバタイザーや出版社には共有されないそうです。
Apple NewsとApple News+の比較
Apple News+の紹介動画
AppleはApple Cardというアップルのクレジットカードを発表しました。カードはGoldman Sachs Bankによって発行され、マスターカードになります。Apple CardはApple Cardの特徴は簡単な審査、年会費無料、低い金利、より良いリワードで、iPhoneに入っているWalletアプリから申し込むことができます。申し込んだ後は、デジタルカードが発行されApple Payが使えると所で、数分以内に利用可能になります。また、Walletアプリでどれだけ使ったかや支払い期限を確認することができます。デジタルカードだけではなく、実際にチタニウムでできたカードも発行されますが、カードにはカードナンバー、CVV、有効期限やサインなどはなく、これらのデータはすべてAppleのWalletアプリ内で確認できるようになります。
Apple純正のマップアプリでどこの店で買い物したかなどが確認することができ、食べ物などのカテゴリー別に検索することも可能になる予定です。
リワードプログラムはポイント制のものではなく、キャッシュバックで、Apple Cardを使ってApple Payで買い物すると、2%のキャッシュバックを受け取ることができ、Appleで買い物をすると3%のキャッシュバックを受け取りことができるそうです。また、チタニウム製のカードを使って買い物した場合は、1%のキャッシュバックになるそうです。
今年の夏からアメリカで利用可能になる予定です。
他のApple製品やサービスと同じように、Appleはカードを使って買ったものや何にカードを使ったかなどをAppleが知ることはないとのことです。
Apple Cardの紹介動画
AppleはApple Arcadeというゲームサブスクリプションサービスを発表しました。ソニーやマイクロソフトのゲームサービスとは違い、Apple ArcadeはApp Storeからダウンロード可能なゲームのサブスクリプションサービスになります。今年の秋から150ヶ国以上で利用可能になり、iPhone、iPad、Mac、Apple TVで遊ぶことができます。
Apple Arcadeで遊べる予定のゲームの中にはWhere Cards Fall、The Pathless、The Pathless、Beyond a Steel Skyなどがあり、これらのゲームはApp Storeからしかダウンロードできないそうです。新しいゲームの機能やアップデートは月額料金に含まれており、アプリ内での購入、広告はないく、ネットに接続されていなくても、オフラインで遊ぶことができるようになるそうです。Apple News+と同じように最大で6人の家族メンバーをシェアすることができるようになるそうです。
Apple Arcadeの紹介動画
Apple Arcadeのプレビュー動画
AppleはFire TV、ソニーなどのテレビでもApple TVをアプリとして共有することを発表し、ニュース局、スポーツ局などの有料チャンネルを自分が見たいチャンネルだけ購読・まとめて視聴できるサービスを発表しました。
また、AppleはApple TVのアプリをアメリカ、オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、メキシコ、ノルウェー、スウェーデン、イギリスで今年の5月にリリース予定で、Apple TVだけでなくiPhone、iPad、Macでも楽しむことができるようになります。今年の秋までに100ヶ国以上で利用可能になる予定です。
Apple TV Channelsのアプリはネットフリックスやアマゾンプライムビデオと少し似ており、新しいチャンネルを追加したいときは2回クリックすることで追加でき、見たい番組や映画などを購入することができるそうです。
噂されていた通り、AppleはApple TV+という自社のビデオサブスクリプションサービスを発表しました。Apple TV+では、超有名なスティーブン・スピルバーグやJJエイブラムスをはじめ多数の著名クリエーターが制作するオリジナル番組や映画をストリーミングでき、ダウンロードすることも可能になります。Netflixのオリジナル番組のように、Apple TV+で配信される番組は、Apple TV+のみ視聴可能になります。
Apple TV+もFire TV、ソニーなどのテレビでも視聴可能になるそうです。
Apple TV+は今年の秋に世界100ヶ国以上で利用可能になる予定で、Appleがリリース予定のApple TVのアプリでも利用可能になる予定です。
Apple TV+のプレビュー動画
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